- 当院の粉瘤・脂肪腫手術の特徴
- 皮膚に痛くない「できもの」
「しこり」はありませんか? - 粉瘤・脂肪腫の手術方法
- 粉瘤・脂肪腫の日帰り手術の流れ
- 保険適用される?
粉瘤・脂肪腫の手術の費用 - 粉瘤・脂肪腫の手術の
注意事項(術後) - 粉瘤・脂肪腫の手術のリスクと副作用
当院の粉瘤・脂肪腫の
手術の特徴
京都市上京区のかたおか内科外科クリニックでは、皮膚にできた腫瘤の切除を安心して受けていただけるよう、日帰り手術を実施しています。再発のないよう丁寧な手術を心がけつつ、外見の美しさにも十分配慮することで、患者さんの不安を解消します。
経験豊富な医師による手術
当院では、長年の臨床経験を持つ院長が、粉瘤・脂肪腫の診断から治療までを一貫して担当します。患者さんお一人おひとりに合わせた適切な治療方針を立て、丁寧な手術を行います。初めての方でも安心してご相談いただける環境を整えています。
痛みや腫れに配慮した、
負担の少ない日帰り手術
当院では、極細針による麻酔や自動注入器の活用で痛みを抑え、日帰りで完結する手術方法を採用するなど、患者さんの負担を軽減するために、様々な工夫を施しております。
手術後もすぐに日常生活へ戻れるよう、腫れなどにも配慮した手術を行います。
当日の手術にも対応可能
患部の状況によっては初診当日の手術も可能です。精密検査が不要で患者さんの体調に問題がなければ、診察から手術まで同日中に完了できます。「早く治療を始めたい」という患者さんのご要望にもお応えします。
皮膚に痛くない「できもの」
「しこり」はありませんか?
以下のような症状がございましたら、「粉瘤」「脂肪腫」かもしれません。気になるできものやしこりがございましたら、お気軽に当院までご相談ください。
- 脂肪の塊のようなものがある
- 赤く腫れている
- 少しずつ大きくなっている
- できものの膨らみが気になる
- 良性か悪性かわからない
など
粉瘤・脂肪腫の手術方法
粉瘤(アテローム)とは?
皮膚の下に袋状の組織ができ、そこに角質や皮脂が蓄積することで生じる腫瘍の総称です。「アテローム」とも呼ばれており、基本的には良性の腫瘍です。この袋は外部と通じていないため、中の内容物は排出されず、徐々に大きくなっていく特徴があります。
発生しやすい方の特徴としては以下が挙げられます。
- 日々のスキンケアが不十分
- ニキビを指で押し潰す習慣がある
- 皮脂を無理に絞り出そうとしている
など
ただし、明確な原因は特定されておらず、上記に該当しない方でも発症することがあります。
脂肪腫とは?
脂肪腫は皮下組織の脂肪細胞が増殖して形成される、柔らかい良性腫瘍です。触ると弾力性があり、皮膚との癒着はなく、動かすことができるのが特徴です。全身様々な部位に生じますが、好発部位は背中、肩、臀部などになります。
発症メカニズムは完全には解明されていませんが、肥満、脂質代謝異常、糖尿病などとの関連が指摘されています。また、アルコール摂取量や遺伝的要因も関与している可能性があります。
粉瘤・脂肪腫の手術方法
粉瘤・脂肪腫の治療方法の主なものとして、 切開法(従来法)とくり抜き法(へそ抜き法)の2つがあります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、当院では状況に応じて最適な手術法を選択しています。
切開法
粉瘤・脂肪腫の全体を袋ごと摘出する方法です。皮膚を切開し、袋を破らないように注意深く剥離して取り除きます。完全摘出が可能なため、再発リスクが低いのがメリットです。
ただし、腫瘤・脂肪腫のサイズに応じた切開が必要となるため、比較的大きな傷跡が残る可能性があります。顔面など目立つ部位の治療では美容面での懸念が残る点はデメリットと言えます。
くり抜き法
粉瘤・脂肪腫の中央部に小さな円形の穴(4~5mm程度)を開け、内容物を押し出した後、袋を丁寧に摘出する方法です。切開が小さいため傷跡が目立ちにくく、通常は縫合も不要です。
炎症を起こした粉瘤・脂肪腫にも対応できますが、袋の取り残しによる再発の可能性が切開法より高くなることがあります。
粉瘤・脂肪腫の
日帰り手術の流れ
粉瘤や脂肪腫が疑われる場合は、早めの受診をおすすめします。小さなうちに処置することで手術の負担も少なく、見た目的にも跡が目立ちにくくなります。症例にもよりますが、基本的に手術は健康保険適用となります。
1診察・説明
まずは患部を診察し、発見した時期や痛みの有無などを確認します。その上で超音波検査などを実施し、手術の適応を判断します。
2手術
手術は局所麻酔下で実施します。麻酔注射には極細の針を使用しますので、麻酔時の痛みも最小限に抑えています。
麻酔が効いたことを確認した後、粉瘤・脂肪腫を摘出し、状況に応じて傷口の縫合を行います。
3経過観察(術後)
術後翌日にご来院いただき、圧迫のために貼付していたテープを外し、傷の状態を確認します。その後、術後1週間を目途に再度ご来院いただき、患部の状態や治癒の進み具合を確認させていただきます。手術時に傷口の縫合を行った場合は、この際に抜糸も行います。
保険適用される?
粉瘤・脂肪腫の手術の費用
※準備中です
粉瘤・脂肪腫の手術の
注意事項(術後)
- 術後の感染予防のために、抗生剤を2日分処方いたしますので、必ず飲みきるようにしてください。
- 術後1〜2日は軽度の痛みを感じることがあります。処方される鎮痛薬を必要に応じてお使いください
- 傷口を清潔に保つため、手術翌日からはシャワーでの洗浄が可能です。ただし湯船につかる入浴は1週間ほどお控えください
- 手術当日は飲酒と激しい運動はお控えください。翌日からは通常の生活に戻れますが、過度な運動は1週間程度控えてください
- 傷口の治りを確認するため、抜糸が不要である場合でも1週間後の診察には必ずお越しください
粉瘤・脂肪腫の手術の
リスクと副作用
副作用の可能性
粉瘤・脂肪腫の手術には、以下のような副作用のリスクがあります。細心の注意を払って手術を行いますが、あらかじめ手術のリスクについては、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いします。
傷跡
手術の傷跡が目立たないよう最大限配慮していますが、腫瘤・脂肪腫の大きさや場所によっては完全に目立たなくすることが難しい場合もあります。
傷跡の盛り上がり(ケロイド)
手術後2〜3週間頃から傷跡が盛り上がったり、硬くなったりすることがあります。これは通常の治癒過程で、肉芽組織が形成されるために起こる反応です。多くの場合、3~6か月かけて徐々に平坦になりますが、体質によっては回復に時間がかかるほか、余計に赤く盛りあがってしまうこともあります(これを肥厚性瘢痕やケロイドと言います)。
手術後にその兆候が見られる場合やケロイド体質の方はすぐにお知らせください。内服薬や外用テープを用いながら慎重に治療を行います。
薬剤による副作用
麻酔や痛み止めに対するアレルギー反応が起こる方もおられます。以前の治療でアレルギー反応を起こしたことがある場合は、事前にお知らせください。
出血・血腫
手術後に傷口から血液が染み出し、皮下に溜まる場合があります。予防のため手術中は丁寧に止血を行い、縫合の仕方を工夫することで対処します。
傷口の細菌感染・化膿
術後の創部感染を防ぐため、術中の清潔操作と術後の抗生剤投与を行います。術後は傷口を清潔に保つようご注意ください。
再発
粉瘤・脂肪腫の内容物を完全に摘出できなかった場合や、体質によっては再発することがあります。再発の兆候があれば早めにご相談ください。